SSブログ

8日目の蝉 [ヒューマンドラマ]

sub1_large.jpg悲しい話だ。でもぐぃぐいとひきつけられる。愛する男の子供を堕胎させられた女が、その男の妻が産んだ娘を衝動的に連れ去ってしまう。駆け込み寺であるエンジェルホームに行き、そこで自分の娘として育てるのだが、本当に母親としてその娘を愛しているのが痛いほどわかる。娘も母親だと信じている。ものすごい絆だ。娘が4歳のときに、見つけられてしまい、娘は本当の母親のところにもどされるのだが、本当の母親だからといって簡単にはいかない。憎い夫の愛人に育てられ、なついている娘を愛することができない。それもすごく理解できる。しかし、結局その娘は大人になったとき、自分を育ててくれた女と同じ人生を歩んでしまう。不倫関係の男の子供を身ごもってしまうのだ。考えてみると、すべての原因は男のずるさ、身勝手さだ。腹が立つ。3人の女の人生が狂ってしまったわけだ。本当に腹が立つ。永作博美が好演。

共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。