ゴジラー１．０

ゴジラシリーズにはあまり興味がなかったが、第96回アカデミー賞で日本映画として初めて視覚効果賞を受賞したので、見てみようと思った。主演が神木隆之介で朝ドラで共演した浜辺美波と共演しているのも魅力。太平洋戦争前後で焼け野原になった日本がゴジラに襲われるというものだが、、、戦争に対する考え方がちょっとひっかかった。

インディージョーンズと運命のダイアル

ハリソン・フォード演じる考古学者であり、冒険家であるインディ・ジョーンズのシリーズ第5作、ハリソンが81歳という高齢ながら挑戦した作品。物語はインディ・ジョーンズの前にヘレナという女性が現れ、インディが若き日に発見した伝説の秘宝「運命のダイヤル」の話を持ち掛けるところから始まる。それは人類の歴史を変える力を持つとされる秘宝であり、因縁の宿敵である元ナチスの科学者フォラーを相手に、全世界を股にかけた争奪戦を繰り広げることとなる。CGだろうか、インディーの若いときの映像も楽しめる。久々にわくわくするアクション映画を見れて、満足。

TAR

ケイト・ブランシェット主演、才能ある女性指揮者リディア・ターが、ドイツの有名なオーケストラで苦悩するドラマである。クラシック界の難しい人間関係は、ちょっと恐ろしいものがあった。ケイト・ブランシェットの演技はさすがの貫禄だった。

コーダ あいのうた

家族の中で一人だけ耳が聞こえる少女ルビーは、家族のために尽くす毎日を送っていたが、学校で参加した合唱クラブの教師に歌の才能を発見され、音楽大学をめざしてレッスンを始める。色々な困難を乗り越え頑張るルビーに感動。障害を持つ辛さ、それを乗り越える強さ、家族の絆、心に響く物語である。2014年製作のフランス映画「エール！」のリメイク。

異動辞令は音楽隊

阿部寛主演。第一線の刑事が、強引な捜査が原因で音楽隊へと異動させられる。そこで見つけたものは？
前半はあまりに怒鳴る阿部寛にちょっと引いてしまったが、音楽隊との関わりの中で少しずつ彼の顔が和らいでくるのを感じた。人生で大事なものに気づいた感じだった。母親役の倍賞美津子のボケぶりもなかなか楽しかった。

43年後のアイ・ラブ・ユー

人生の終わりに差し掛かったクロードは、元恋人で舞台女優のリリーがアルツハイマーになり、介護施設に入ったことを知り、自らもアルツハイマーのふりをして、同じ施設に入り、自分の愛を思い出してもらおうと奮闘する。ある演劇鑑賞会をきっかけにリリーは過去を思い出し、、、素敵な展開なのだけど、ちょっと切なくなる映画だった。　

ドライビングミスデイジー

元教師だった未亡人のデイジーと、黒人の運転手ホークとの友情を描いた映画。人種差別の問題、年を取ることの悲しさ、テーマは色々だが、最後は心が温かくなる映画だった。デイジーが認知症になって暮らす介護ホームでの2人の会話が胸に響いた。何とかやっていくものよ、人生って。

エセルとアーネスト ふたりの物語

「スノーマン」「風が吹くとき」などで知られるイギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズが自身の両親をモデルに描いた「エセルとアーネスト」をアニメにした映画。激動の20世紀を生きた牛乳配達員アーネストとメイド、エセルの平凡な夫婦が、どんな時も支えあって、一人息子レイモンドを愛しながら、笑顔で乗り切っていく姿が暖かい。しかし今ウクライナで起きている戦争を彷彿とさせるシーンが切なかった。

ドライブ マイ カー

　村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」の中にある「ドライブ　マイ　カー」を映画化。2022年・第94回アカデミー賞では日本映画史上初となる作品賞にノミネートされ、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞とあわせて4部門でノミネート。日本映画としては「おくりびと」以来13年ぶりに国際長編映画賞を受賞した。短編小説を3時間にわたる映画にするとどうなるのだろうと、思って見始めたが、原作ではなかった読者の想像に任せるという部分が語られていて、楽しめた。主人公を演じる西島秀俊もアンニュイな感じの雰囲気に合っていたと思う。

トップガン マーヴェリック

1986年公開の「トップガン」の続編。アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校「トップガン」の教官として主人公マーヴェリックを再びトム・クルーズが演じている。戦争映画はあまり好きじゃないけど、今回はいいかな。コロナ渦で久しぶりの映画館で見たトム・クルーズはあいかわらずかっこよかった！