僕達急行A列車で行こう

森田芳光監督の遺作になった作品。主役の、大企業の社員の小町（松山ケンイチ）と、小さな鉄工所の経営者の息子の小玉（瑛太）のコンビが独特の雰囲気でおもしろい。超鉄道おたくの二人が、ちょっと変だけどいい感じで、自分の仕事も結構一生懸命こなしていく姿が好感を持てた。癒し系の映画だ。

ステキな金縛り

まさに、三谷幸喜ワールドだった！嫌味もなく素直に面白かった！素直に笑えた。殺人事件の裁判に死んだ落ち武者（西田敏行）が証人になって出てくるなんて、発想が奇抜で愉快。弁護士役の深津理恵がこんなにコメディを演ずるのが上手いとは思わなかったし、そのほかの役者も阿部寛、竹内結子、浅野忠信、篠原涼子、佐藤浩市など、ベテランばかり。見終わって拍手喝采だった。

テルマエ・ロマエ

ヤマザキマリのマンガが原作。古代ローマの風呂の設計者がタイムスリップして日本に来てしまい、日本のお風呂文化をローマに持ち帰って実現してしまうという話。発想がユニークで、大好きな漫画だったので、映画もさっそく見に行ってきた。うーん、やっぱりおもしろかった！よくおじいさんの俳優をあんなに見つけてきたものである。阿部寛がローマ人？と思ったけれど、これも違和感なかった。大勢のエキストラのイタリア人がのりのりで楽しかった。さすがイタリア人！！あまり楽しいニュースのないこのごろ、連休初日、映画館はいっぱいだった。みんな笑いを求めてるんだね。

アーティスト

　めずらしい、白黒の無声映画。声がないというのは、ある意味楽しい。想像力を全開して集中しないといけないからかもしれない。
　1927年から1932年までのハリウッドを舞台とし、トーキーの登場でサイレント映画の時代が終わる頃の話である。サイレント映画の大スターのジョージ（ジャン・デュジャルダン）は、偶然出会った女優の卵のペピー（べレニス・べジョー）に惹かれる。サイレント映画が終わるとともに彼の人気も落ち、彼は破産に追い込まれるのだが、一方ペピーはトーキーの映画の世界で大スターになっていく。ペピーはジョージを助けようとするが。。。。　
　この映画はアカデミー賞をとったが、なんといっても、いちばんの役者は犬のアギーだろう。ほんとに犬？と思うほどの演技だった。

モテキ

　あまり好きな部類の映画ではない、と思っていた。若者の映画だし、おばさんの私とは、年代のギャップがあるし。。。でも、主人公が私の好きな森山未来だったので、見てみようかなあ、、と思い、ＤＶＤを借りてきた。森山未来って個性があって、独特の魅力があるのだ。　
　31歳のもてない男性、幸世（森山未来）が恋をしてしまった。ネットで知り合った、みゆき（長澤まさみ）だ。そもそもこういう出会いが古い人間には信じられないのだが、、、その彼女を求めて幸世は七転八倒するのだ。そんな彼の周りにはいろんな女性が現れる。まさに、モテキ！！
　ストーリーの中で、森山未来が踊り（上手！）、歌い、なんだかものすごく乗りがいい映画なのだ。つい、引きこまれてしまって、見終わって、結構おもしろかったなあ。。。　と、意外にもおばさんは、にこにこ、でした。しかし、やっぱり映画っておもしろいですね。